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ある日のじかんわり
風の子共同保育園の朝は、里山にやさしく差し込む光とともに始まります。赤ちゃんも、年長の子どもたちも、それぞれのペースで一日を迎えます。
7:30~9:00
舞鶴園舎に登園した子どもたちは、園の車に乗り、山あいの綾部およぎ園舎へ。15〜20分ほどの道のりも、子どもたちにとっては小さな冒険です。
綾部園舎では、元気な「おはよう!」の声が響きます。リュックに着替えを詰めて、今日も新しい一日が始まります。
園舎のまわりには、山、川、草原、小鳥の声。自然のすべてが、子どもたちの学び舎です。
朝、坂道を上がる途中にあるお地蔵さんにごあいさつ。子どもたちは、今日も一日見守られていることを、どこかでちゃんと感じています。
砂場、水道へまっしぐら。スコップやおたまを手に、泥んこの世界へ。
手に伝わる感触、仲間との小さなやり取り、時にはケンカもしながら、全身で遊びを深めていきます。
「川いきたーい!」「カニとろうよ」「いちごとりにいこ!」
仲間同士で相談しながら、その日その時の遊びを自分たちで決めていきます。
年下の子どもを遊びに巻き込んだり、みんなで何かをつくり出したり。
共同の体験が、やがて信頼や思いやりへと育っていきます。
春には畦道を歩き、夏には川プールで毎日泳ぎ、秋には落ち葉を集め、冬には坂道がそり場に変わります。
牛にエサをあげたり、ダンゴムシを捕まえたり——自然と人の営みのなかで、子どもたちは五感をひらきながら暮らしています。
11:30ごろ〜
自分たちのテーブルを準備し、陶器の器に自分で盛りつけます。「これが食べたい」と手を伸ばす姿に、育ちの芽が宿ります。
年長さんは、全員が揃ってから「いただきます」。小さな子どもたちも、年上の姿を見て育っていきます。
13:30ごろ〜
布団をひいたり、体を拭いてパジャマに着替えたり。紙芝居や絵本に耳を傾け、安心した空気の中で、ゆったりと体を休めます。
15:00ごろ〜
園で手作りされたおやつは、子どもたちにとって一日のごほうび。噛む力を育てるこんぶなども取り入れながら、味わう時間を大切にしています。
17:30ごろ〜
お迎えまでのひとときも、兄弟のようにまざりあって遊びます。時には遊びに夢中で、なかなか帰ろうとしないことも。「帰るで〜」と呼ぶ声に、名残惜しそうな笑顔が返ってきます。
放課後の学童も、子どもたちにとって大切な居場所です。おやつを食べ、広場で汗をかき、時には宿題をして——家庭のような安心感のなかで、思い思いの時間を過ごしています。
自然にふれて、仲間と関わりながら、心と体をうんと動かす。風の子の毎日は、遊びと生活そのものが「学び」になる時間です。